プロフィールに載せた写真資料は、すべて、北海道古典映画研究会の稲田博さまが収集されたものです。 稲田さまのご好意により、使わせていただいておりますので、無断転載はご遠慮くださいませ。 |
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大都時代3大都映画移籍から実演に移るまで。 | 大都時代1へ 2へ 4へ | |||||||
東龍子、近衛十四郎、遠山龍之助 「忍術水滸伝」(’39/12) ’痛快無比の復讐綺談’(稲葉菊丸) |
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大都超特作 剣侠闘争長編 大乗寺八郎 近衛十四郎の、「隠密三国誌」前・後篇(’40/2、4) (浅香辰馬)(写真3枚) |
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(広告) 唸る渦潮の果!謎の鳴門に秘む呪と闘いの秘文煩悩! 愛憎狂乱鮮血にまみれる! 謎の国、鳴門の逆流を越えて握った阿波の秘文を得て、 江戸に入らんとした公儀隠密、その一歩前に何者かに殺害された! 兄の怪死と失われた秘文帖を求めて熱血の若者立つ! 江戸から四国へ殺風孕んで道中絵巻情炎ひらく 剣戟映画の頂点! 全篇に漲る壮快な活劇調溜飲下る大衆娯楽熱狂版 人気スター共演 近衛十四郎、水川八重子、久野あかね、城木スミレ、大乗寺八郎 大共演 横山文彦、浮田勝三郎、都健太郎、岡野彦一 大都超大作品 脚本・若杉伴作 監督 大伴龍三 往年の剣戟映画の痛快味を十分に生かした大衆娯楽本位の時代活劇です! |
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(写真下2枚) 「渦巻く浮雲城」(’40/8) (金さんこと、遠山金四郎) 近衛十四郎、津島慶一郎 |
「隠密縁起」前・後篇(’40/10) (印藤三郎次) (写真右・下2枚) |
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(↑挿画のはいった広告) ご期待乞う 迫力!興味!配役! 挿画が織る物語り 「いまその日記はどこにある? それもおまえは知っている筈だ、 いって見るが良い、當上様将軍吉宗と、 尾州六十一萬石の大守宗春卿が 血眼になって探しているぞ、 その松ヶ枝日記が、どこにある。 そいつは地獄の却火の火種だ、 天下大乱の悪の芽だ、いって見ろ、どこに隠されてる。 どこの誰がもっているか?」ビューと飛んで来る。 吹き矢、あぶなくかわした印藤三郎次、闇の中にジットたたずむ怪しの影。 誰か・・・ 大都映画時代劇部男女優総出動 秋季超大作 報知新聞 九州日報連載 原作・野村胡堂 脚色・若杉伴作 挿画・中一弥 演出・中島宝三 撮影・岩藤隆光 阿部九州男(尾張宗春) 大乗寺八郎(三浦采女) 津島慶一郎(尾張継友) 近衛十四郎(印藤三郎次) 濱島庄兵衛(杉山昌三九) 光川京子(お園) 城木すみれ(お蝶) 小町美千代(薊のお龍) 水川八重子(松ヶ枝) |
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(広告) 大都映画春季超特作 白井喬二 原作 湊邦三 脚色 白井戦太郎 演出 (’富士’連載) 阿部九州男 近衛十四郎 大乗寺八郎 琴糸路 水川八重子 城木すみれ 小町美千代 時代劇部総動員 |
「柘榴一角」(’41/1) (宇家田輝雪) |
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「建設一代男」(’41/1) (石坂宗之助) |
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阿部九州男、近衛十四郎 「黄金蟻地獄」(’41/5) (浪人 京屋富蔵) |
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(上下とも) 「愛憎乱麻」(’41/7) (富士三介) (ポスター) 大都映画初夏の超大作 大衆映画の革新を期して起つ マキノ真三の第一回作! 埋蔵5万両の謎を秘めた 真田幸村遺愛の 古鏡と秘文書を巡って 愛憎二筋のもつれを追う 刃影走馬燈! |
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雲井三郎、近衛十四郎 |
近衛十四郎、本郷秀雄 「大空の遺書」(’41/9) (間瀬平一郎) |
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「若さま侍 捕物手帖 花火の舞」 (’41/8) (大岡十次郎) |
「次郎長封印切」(’41./12) (森の石松) 近衛十四郎・琴糸路・阿部九州男 近衛十四郎・阿部九州男 |
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(広告) 「若さま侍 捕物手帖 花火の舞」 好男子で腕が立ち、胸もすく様な啖呵を切る 江戸っ子気っ腑の若さま侍・・・・ 難問題をひっさげて颯爽と銀幕に登場す! 大都映画盛夏納涼篇 原作 城昌幸 脚色演出 白井戦太郎 撮影 富澤恒夫 近衛十四郎 水原洋一 琴糸路 東龍子 佐久間妙子 阿部九州男 |
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近衛十四郎・東龍子・大瀬恵二郎 |
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大都映画最後の作品 「決戦般若坂」(’42/2) (宮本武蔵)(写真下・右2枚) |
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(←広告) 原作 吉川英治 脚色 倉谷勇 演出 佐伯幸三 撮影 松井鴻 近衛十四郎 大乗寺八郎 本郷秀雄 城木すみれ 水川八重子 阿部九州男 大都俳優陣総動員配役 剣に生き、剣に死す、唯一筋の道を求めて、 孤剣武蔵の闘魂が挑む、巻頭般若坂に渦巻く 豪槍宝蔵院の対立決戦! 大都映画豪華大作 |
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大都映画社の面影 撮影&レポート:三太夫さま 豊島区立朝日中学校は既に廃校となり、ここ数年は私立淑徳学園の仮校舎となっていましたが、その淑徳学園もいよいよ本校舎完成と相成って正規の所在地に戻り、朝日中学はまた、元の姿で現在を迎えております。 1枚目は朝日中学の現在の正門の姿。 表札が外され門扉だけが昔日の面影を残しています。 繁りだした雑草が無人の学校を物語っています。 2枚目は朝日中学の白山通りに面した赤レンガの壁に施されている豊島区史跡の案内の一環として残されている銅板のレリーフです。 大変珍しい、大都映画の前身の河合映画の正面風景。 3枚目は大都撮影所の平面図。 これは ノーベル書房の「懐かしの大都映画」から引用されたものとの事で、同じ図面を既にご存知の方も多いと思います。 左側2階の「男優幹部部屋」に近衛先生はいらしたのでしょうか。 いずれもこの地に「大都映画撮影所」があったという歴史的文化遺産を後世に残すといった、豊島区の心意気に私はひどく感激いたした次第です。 これを発見した時は心底、嬉しかったですね。 地元の人でもここに大都映画撮影所があったという事実をほとんど知らない現在、 この様に形として残してくれている事に、近衛先生ファンならずとも日本映画の財産を示す証として発起人に感謝いたすところですね。 (2004年6月9日) |
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