映画広告は、すべて、北海道古典映画研究会の稲田博さまが収集されたものです。
稲田さまのご好意により、使わせていただいておりますので、無断転載はご遠慮くださいませ。

映画広告 大都映画(1934年〜1939年)


「狂乱雪女郎 後篇」(’35/4)
朱桜金吾

剣雲龍虎党
「剣雲龍虎党」(’35/7)
渡辺伊織/由比正之助
子守唄赤城嵐
「子守唄赤城嵐」(’35/10)
板割浅太郎
大都映画特作時代劇
近衛十四郎・月宮乙女主演
肉弾鉄火隊
「肉弾鉄火隊」(’35/10)
高堂敬之介・写真上から4枚目、端でのけぞっている)





阿部九州男主演の肉弾鉄火隊
大都映画時代劇部超特作!

原作脚色 星光男・田坂實  監督 石山稔  撮影 富澤恒夫
月宮乙女・近衛十四郎・藤間林太郎・平塚泰子・都健太郎
横山文彦・久松玉城・千代田綾子・山吹徳二郎・清水明 他時代劇部総動員

黒船迫る不知火の港町ー長崎。
なんの怨瑳ぞ!埠頭に赤い洋燈の灯る黄昏頃奉行所の警羅が、
約束された如く、次から次へと、殺害されて行った。奉行所随一の
切れ者、高堂内蔵介は犯人検挙の厳命を奉行堀田内記正から、
こうむったものの、策の施しようもなかった。寧日なき激務の慰安は
心やさしい娘織江。
オロシャの火酒を、エギリスのヴエスケーを、ポルトガルの葡萄酒を
売る酒場に、お蓮やお吉の嬌笑に、若者達が夜毎に蝟集した。内蔵之介
の息敬之介も、お蓮のとりこの一人だった。この悪の華咲く坩堝こそ、
大蛇丸船主六造を頭目に、須藤一味の浪人崩れを手先とする密輸入団の、
奉行所の目付から逃れる出店だったのだ。香月麗三郎も浪人の群に
混っていたー麗三郎は四年前難破船から六造に拾われ育てられて
来たのだ。
高堂は、山田卯之助の協力を得て、鉄火隊の組織を見るに至った。
須藤は六造に建策して、毒薬を贈り、邪魔者高堂を暗殺しようとした。
この荒んだ生活から足を洗った麗三郎は、不図した機会に織江を救った
事から、鉄火隊に身を投じた。併し麗三郎にはお連へ恋心を懐く須藤一味の
銃口と、高堂、山田の猜疑の眼が向けられ、亦須藤にそそのかされた
敬之介の刃があった。剰へ年老いて気弱くなった六造を裏切る恩愛の
悩みが、麗三郎の正義に暗影を翳すのだった。
毒蘇のようなお連の狂恋から、楚々たる織江への思慕を感じるようになった
麗三郎に突如一味の織江誘拐が伝えられた。鉄火隊の戦機は熟した!
数十挺の精巧を誇る一味のスナイドルは轟々と唸る。流石鉄火隊決死の
十三人も鉄火の中に包まれて仕舞った。麗三郎よ、敬之介よ、何処に!



疾風蜥蜴鞘
「疾風蜥蜴鞘」(’35/11)
蜥蜴鞘



伊達姿元禄頭巾
「伊達姿元禄頭巾」(’35/12)
下男 石松
新春の大都映画
伊達姿元禄頭巾


内海義人原作脚色 永貞二撮影
白井戦太郎監督
海江田譲二 近衛十四郎 三城輝子 主演
東龍子 久野あかね 大岡怪童 雲井三郎 浮田勝三郎
伊丹慶治 青木實 大山デブ子 久松玉城 山吹徳二郎 助演



大岡政談 双龍一殺剣
「大岡政談 双龍一殺剣」(’36/1)
天一坊



新春の大都映画

白井戦太郎監督 若杉伴作 原作脚色 永貞二郎 撮影
大岡政談 双龍一殺剣

海江田譲二 近衛十四郎 主演
藤間林太郎 伊丹慶治 久野あかね 横山文彦 東條猛 都健太郎
東龍子 雲井三郎 谷定子 相良武雄 浮田勝三郎 松村光男 助演


京洛遊侠傳 「京洛遊侠傳」(’39/3)
深山佐次郎
監督 佐伯幸三
主演 大乗寺八郎
    近衛十四郎
帰って来た銀平 「帰ってきた銀平」(’39/5)
銀平
監督 白井戦太郎
(大伴龍三の間違い?)
近衛十四郎三城輝子
薩南大評定
(拡大写真)


前後篇「薩南大評定」
(’39/9、10)(伊集院十蔵
大都映画秋季超巨作時代現代両劇部総動員スペクタクル 待望愈々封切
鬼神もなく薩摩隼人の治水録
これぞ、一億國民に贈る大和魂の精英(注:最後の2字は違うかも)

(順不同)阿部九州男 杉山昌三九 琴糸路 三城輝子 松山宋三郎 大乗寺八郎 東龍子 水原洋一 近衛十四郎  外時代劇部現代劇部大合同

原案・薩摩義士會  總指揮・河合徳三郎  計畫・河合龍齋 
製作・越鹽正夫   脚本・後藤、木村    演出・後藤、大伴
カメラ・松井、岩藤

九州鹿兒島一円及ビ京都、名古屋、靜岡ロケ敢行

近日全國大都系 從横斷封切!


明るい面白い大都映画 大都映画株式会社




「地平線
」(’39/10)(ハルマ王/外蒙兵タラハン
大都映画秋季超巨作現代劇部男女優総出演スペクタクル篇 愈々封切
陸の生命線たる滿蒙国境!!
明日の戰場として風雲を孕む大平原に炎暑と黄塵、決死的危險を冒して遂に完成せる一億國民必見の一大記録劇映畫
躍進大都が敢へて世に問ふ日本最初の代表的大陸映画!!

考古学者 藤間林太郎   娘陽子 大河百々代   
従兄弘一 水島道太郎   ナムソレイ 久松玉城
バイアラ ダチンブ   ホルカ 葵沙起子    その父 アブカン
その母 トチトマ    羊飼ひ ダリガル    
ハルマ王・タラハン 近衛十四郎    王妃 相澤喜代子
ソ聯将校 グリチヤノ・スキー、ポブリス・スキー、ポノマリョフ、リスコウ・スキー

蒙古現地ロケ二ヶ月 
本映畫に出場の人馬   羊・5000頭 ラクダ・1000頭 
            牛、馬・数千頭   蒙古軍騎馬・1000頭 
蒙古人エキストラ延人員・15000人  ロケ行程・2500キロ

御後援  現地○○部隊指導   蒙古軍騎兵團   
      蒙・彊聯合委員會    風俗考證チハル盟長

原作・大宅壮一   脚色・村山知義  演出・吉村操、白井戰太郎
カメラ・永貞二郎、松井鴻

明るい面白い大都映画 大都映画株式会社




地平線
快傑紅蜥蜴 「怪傑紅蜥蜴」(’39/11)
十六夜小僧

本日公開!!
怪傑紅蜥蜴大会

息もつかせぬ大争闘裡に興味はいよいよクライマックスに達する正邪果たして何れが凱歌を

大都連続時代劇!!
大乗寺八郎・近衛十四郎
水川八重子・中條美和子 主演

黄金の龍は白銀の剣を抱き武田家伝来の軍書甲陽武鑑の謎を秘守して末裔深山伝五左の代に至る・・・・
先ず徳川の天下を治むるには武鑑をものして諸大名を圧すること、茶坊主應齋の辨は巧みに時の老中柳澤美濃守を動かし剣豪仙波党一体の?動となった。・・・・??隊として十六夜小僧も同じく・・・・(?は判読不可能)

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