映画広告 松竹映画 (著作権の切れたものから載せていきます。) |
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「荒木又右衛門」(’55/9)(荒尾志摩) |
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雄壮無比!感動と迫力に彩る豪剣と哀恋! 堂々たる貫禄と重厚演技で全ファンを魅了する松本幸四郎 一代の名演! 総指揮 高村潔 製作 白井和夫 原作 長谷川伸 脚色 鈴木兵吾 検閲 村上元三 監督 堀内真直 松竹超大作 激讃また激讃! (長谷川伸(原作者)、永戸俊雄(映画評論家)、山岡荘八(作家) 土師清二(作家)、飯田心美(映画評論家)の映画評があるが、 このちゃんのことはない) |
「花の生涯」「忠臣蔵」に続く最高時代劇! 二本三大仇討ちの一つ、伊賀の上野の暁闇を破る決斗の嵐! 討つ者、追われる者の魂が炸裂する宿命! 映画史に残る戦後随一の名作! 松本幸四郎 大木実 大谷友右衛門 山田五十鈴 島崎雪子(新東宝) 近衛十四郎 七浦弘子 小沢栄(俳優座) 市川染五郎 |
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「大江戸出世双六」(’55/12)(竹内与五郎) 長篇新作の豪華2本立!28日封切 唄だ、喧嘩だ、爆笑だ!! 日本一楽しい痛快時代劇 度胸ぢゃ負けない男一匹も女にゃ勝てない江戸育ち 唄う浩吉が銀幕一杯にふりまく圧倒的な魅力! 映画・歌謡・芸能界の花形スタア総出演! 監督・福田晴一 脚本・若尾徳平、淀橋太郎 主題歌・コロムビア 高田浩吉 水原真知子 関千恵子 伊吹友木子 北上彌太郎 近衛十四郎 アチャコ(吉本) 清川虹子 高橋豊子 須賀不二夫汚 鶴田六郎 コロムビア・ローズ 三味線豊吉 伴淳三郎 |
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「京洛五人男」(’56/10)(坂本龍馬) 阪妻追善記念映画 泰平の夢破る剣の決斗! その陰に彩る女心の哀艶 大松竹が16大スタアを動員して放つ年に一度の超大作 14日封切 監督 大曽根辰保 脚本 小国英雄 高田浩吉 大河内伝次郎 山田五十鈴 田村高広 北上彌太郎 近衛十四郎 高野真二 市川小太夫 中村賀津雄 嵯峨三智子 小山明子 雪代敬子 紫千代 伊吹友木子 浅茅しのぶ 松本幸四郎 松竹中央劇場ロードショウ中 |
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「りんどう鴉」 (’57/1) (伊太八) イーストマン松竹カラー総天然色 颯爽!浩吉の「りんどう鴉」 最高魅力 大松竹の長篇新作2本立!! 花の高原にドスが舞う!祭ばやしに唄が飛ぶ! 浩吉・島倉の魅力溢れる歌の競演 原作・陣出達朗 監督・福田晴一 脚色・安田重夫 傑作倶楽部連載 主題歌・コロムビア 高田浩吉・ 嵯峨三智子 北上彌太郎 近衞十四郎・ 雲代敬子 高野真二 柳永二郎 清川虹子 島倉千代子 高峰三枝子 15日(火曜)封切 |
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「まだら頭巾軒を抜けば 乱れ白菊」(’57/1) (まだら頭巾こと疾風竜之介) 平凡連載 血を噴くか白鞘!嵐を呼ぶか黒鞘!悪を絶つ必殺二刀流!! 近衛十四郎の痛快新魅力! 近衞十四郎 水原真知子 山鳩くるみ 中村賀津雄(特出) 月形竜之介(東映) 原作・柴田錬三郎 脚色・森田竜男 本山大生 監督・倉橋良介 22日 ー火曜ー 封切 |
一番面白い松竹の新作2本立! 明22日(火曜)封切 平凡連載 原作・柴田錬三郎 監督・倉橋良介 脚色・森田竜男 本山大生 神出鬼没!悪に挑む必殺二刀!! 颯爽!近衛の痛快魅力! 近衞十四郎 水原真知子 山鳩くるみ 中村賀津雄(特出) 月形竜之介(東映) |
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「浪人街」(’57/4)(荒牧源内) サイン入りスチール 北海道古典映画研究会早野さまより (拡大) |
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「浪人街」(’57/4)(荒牧源内) うぬ等それでも侍か! 直参旗本に怒りの白刃! 監督 マキノ雅弘 花の大江戸に捲き起こす痛快無比の浪人剣法! 近衞十四郎 北上彌太郎 藤田進 水原真知子 山鳩くるみ 野上千鶴子 中島淑惠 新 竜崎一郎 石黒達也 河津清三郎 東宝 高峰三枝子 原作・山上伊太郎 脚色・村上元三 マキノ雅弘 明3日 水曜 封切 |
喧嘩の相手は旗本だッ! 血煙りあげる無祿の豪剣! 監督・マキノ雅弘 花の大江戸にまき起こす豪快無比の素浪人劍法! 近日封切 近衞十四郎 北上彌太郎 藤田進 水原真知子 山鳩くるみ 野上千鶴子 中島淑惠(新人) 竜崎一郎 石黒達也 河津清三郎(東宝) 高峰三枝子 原作・山上伊太郎 脚色・村上元三 マキノ雅弘 京都映画製作 松竹配給 |
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「大江戸風雲絵巻 天の眼」(’57/4)(末広町の伝八) 完成迫る 大松竹が放つ 総動員超大作 イーストマン松竹カラー 総天然色 徳川三百年の暗黒の谷間! 江戸城大奥をふるいあがらせる鮮烈の義劍、烈劍! なだれうつ人家・・・・荒れ狂う火魔・・・・ 画面をゆるがす大地震・・・・満天下ファンの必見作 監督・大曾根辰保 原作・三村伸太郎 脚色・鈴木兵吾 高田浩吉 田村高広 嵯峨三智子(東宝) 高峰三枝子 近衞十四郎 雪代敬子 島崎雪子 大河内伝二郎 松本幸四郎(特出) |
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「勢揃い桃色御殿」(’57/6)(金太こと遠山金四郎) 松竹映画 爆笑とお色気の珍騒動!! 人情にあつい髪床 幸兵衛・・・アチャコ 間抜けな目明し 伝八・・・伴じゅん グラマアお妾 おつた・・・関 ノドが自慢の魚屋 熱心太助・・・三橋 気っぷと男ぶりの遠山の金さん 金太・・・近衞 金さんの許嫁 千代姫・・・小山 汚職番頭 忠助・・・トニー谷 近衞十四郎 小山明子 アチャコ 三橋三智也キング 宮城千賀子 堺駿二 トニー谷東宝 紫千代 関千惠子 山路義人 永田光男 桂小金治 エンタツ 伴淳三郎 特出 4日(火曜)よりロードショウ 監督・酒井辰雄 脚本@鈴木兵吾 永江勇 |
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「大忠臣蔵」(’57/8)(寺岡平右衛門) 大松竹が総力を挙げて大型色彩画面に初めて描く日本最大のドラマ! 松竹グランドスコープ イーストマン松竹カラー 総天然色 総指揮・城戸四郎 製作・白井和人 脚本・井出雅人 監督・大曾根辰保 撮影・石本秀雄 製作費実に二億八千万 出動人員延十万、堂々一万三千呎の巨豪篇! 東西映画・演劇スタアを網羅した松竹ならではの空前の豪華配役!全国民必見の名作! 早野勘平 高田浩吉 瑠泉院 有馬稲子 おかる 高千穂ひづる 小浪 嵯峨三智子 戸無瀬 山田五十鈴 清水一角 大木実 浅野内匠頭 北上彌太郎 片岡源五右衛門 名和宏 矢間重太郎 小笠原省吾 桃井若狭助 森美樹 寺岡平右衛門 近衞十四郎 幇間 伴淳三郎 吉良上野介 石黒達也 原郷右衛門 市川小太夫 竹林唯七 山路義人 千崎彌五郎 永田光男 芹九太夫 香川良介 おかや 毛利菊枝 お? 紫千代 仲居 関千惠子 おりん 伊吹友木子 一文字屋お才 沢村貞子 戸田の局 小夜nq 落合与右衛門 嵐吉三郎 お石 水谷八重子 立花左近 松本幸四郎 矢頭右衛門七 市川染五郎 特出 加古川本蔵 坂東簑助 大石主税 市川団子 大石内蔵助 市川猿之助 近日 松竹系 縦断一斉 封切 松の廊下の刃傷から天晴れ本懐を遂げるまで かつてない劇的感動で貫ぬく雄渾華麗の元禄大絵巻! |
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「侍ニッポン」(’57/11)(木曽屋政五郎) グランドスコープ 時代劇の巨匠監督・大曾根辰保 女とろうか情に死のか! 桜田門に泣く宿命の剣! 田村高広の時代劇第一回本格的主演! 新納鶴千代 原作・群司次郎正 脚色・久坂栄二郎 恋に背を向け一人ゆく風雲の落し子! 哀傷の乱世ロマン! 19日(火)封切 田村高広 高千穂ひづる 森美樹 松山清子(新人) 近衛十四郎 高野真二 山内明 山田五十鈴 石黒達也 河野秋武 山路義人 海江田譲二 青山宏 永田光男 竜崎一郎 松本幸四郎 |
「赤城の子守唄」(’57/12)(清水次郎長) 関八州血祭りだ!今宵のドスは荒れるぜ 浅太郎 名和 忠治 近衛 お町 伊吹 おとよ 福田 監督・芦原正 近衛十四郎 名和宏 北上彌太郎 小笠原省吾 水原真知子 福田公子 伊吹友木子 龍崎一郎 石黒達也 近日封切 |
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「伝七捕物帖 髑髏狂女」(’58/01)(福田晴一) 松竹名物第九話 イーストマン松竹カラー グランドスコープ 総天然色 最大スケールを誇る スペクタクル捕り物活劇 空中ぶらんこのサーカス小屋に、謎秘めた五重の塔に、鷹狩りの広野に、稀代の復讐鬼を追う伝七一家が、死地にとび込んで七変化の大あばれ! 監督 福田晴一 脚色 永江勇 原作 捕物作家クラブ(京都新聞平凡別冊所載) 唄う江戸随一の美男目明し伝七浩吉 混血児 嵯峨 虚無僧・小笠原 お高祖頭巾・高峰 没落藩主の遺児 北上 新発明のロケット弾!爆笑の子分竹伴淳 お俊 福田 遠山 近衛 お家族連れで楽しめる娯楽大作! お正月は断然面白い松竹映画 ー新春第3弾ー 9日封切 |
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「江戸群盗傳」(’58/04)(福田晴一) 松竹グランドスコープ 覆面のゆくところ美女と怪盗入乱れて波乱を呼ぶ! 優雅な美女雪姫の正体は?江戸八百八丁を恐怖に包む快盗三人組、謎の大名屋敷に乗り込む! 剣豪作家・柴田練三郎の痛快傑作映画化! 雄大なスケール、迫力と興奮の野心大作! 松竹系 1日封切 近衛十四郎 名和宏 アチャコ 嵯峨三智子 福田公子 伊吹友木子 石黒達也 山路義人 大邦一公 戸上城太郎 清川虹子 北上弥太郎 監督・福田晴一 原作・柴田練三郎 脚色・鈴木兵吾 |
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「天保水滸伝」(’58/05)(渡辺邦男) 魂をゆさぶる堂々二時間の大作 ヤクザの”仁義”というものを”法であり道徳”として描く渡辺監督のネライが、jこの映画をありきたりのヤクザ映画というものから脱皮させ感銘深いものとしている。涙と笑いをたくみに織り交えながら、人情のキビをつぐ画面の積み重ねは、まさに老練そのもの、娯楽時代劇Aクラスの娯しみがタンノウできる佳作である。 読売新聞 谷村錦一批評 やくざ渡世史上最大のドラマ 監督・渡辺邦男 脚本・鈴木兵吾 本山大生 渡辺邦男 撮影・渡辺孝 恋あり涙あり笑いあり!波乱万丈の娯楽時代劇 関八州縄張り騒動!大利根の決斗! 封切13日 高田浩吉 ・ 嵯峨三智子 福田公子 山鳩くるみ 高千穂ひづる ・ 木暮実千代 近衛十四郎 名和宏 小笠原省吾 高野真二 北上弥太郎 市川段四郎 市川猿之助 伴淳三郎 アチャコ 田崎潤 竜崎一郎 小堀明男(東宝) 山路義人 永田光男 中田耕二 青山宏 櫻むつ子 高山裕子 香川良介 大邦一公 「”こころよさ”がない「天保水滸伝」」(毎日新聞夕刊’58/05/16)(抜粋) 朝もやけむるけむる大利根の河原にバクチうちの親分の笹川半蔵と飯岡助五郎が、ケンカ装束の子分たちを引き連れて演じる大チャンバラー 貫禄をつけた半蔵の高田浩吉、助五郎の近衛十四郎以下、数多い出演者がそれぞれ一役かって出ているが、数のわりにはサエない顔ぶれだ。精彩があるのは親分の高田浩吉と、ヤクザ志望の男をやアチャコ、とぼけた旅ガラスの伴ジュンぐらいのもの。それでも一応おもしろくみせてゆく渡辺監督の腕はさすがなものだが、ピシリと決まる講談の語り口の快さ、これがさっぱり出ていない。 |
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「女ざむらい只今参上」(’58/06)(渡辺邦男) ひばりファンなら見逃せぬ傑作誕生! 唄って踊って斬りまくる! ひばり独壇場の魅力七変化 渡辺邦男監督の娯楽時代劇 風雲急の京へ娘若衆の密使は韋駄天走り! 行く手をはばむは剣豪、隠密、捕方の群・・・・斬り捨て御免のひばり剣法! 美空ひばり 近衛十四郎 名和宏 ・ 田代百合子 伊吹友木子 浅茅しのぶ・田崎潤 小堀明男 高野真二 永田光男 本郷秀雄 清水元 北原隆 高田裕子 堺俊二 原作・渡辺黙禅 脚色・渡辺邦男、関沢薪一 撮影・渡辺孝 主題歌 コロムビア 松竹系29日封切 |
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「太閤記」(58/08)(大曽根辰保) 戦国の英雄秀吉を最大のスケールで描く感激の雄渾巨篇! 暑さをふきとばす娯楽2本立 10日封切 監督 大曽根辰保 原作吉川英治 脚本 井手雅人 木下籐吉郎 高田浩吉 ○ ねね 嵯峨三智子 前田犬千代 森美樹 ○ 五郎八 北上弥太郎 お奈加 山田五十鈴 おつみ 幾野道子 おつみ(少女時代) 富士真奈美NHK ○ 蜂須賀小六 近衛 織田信長・幸四郎 涙をさそう美しい母と子の情愛! 人馬の激斗が天地をゆるがす 豪壮無比の大スペクタクル! 丸の内松竹は八月十日から松竹映画封切劇場となります 製作費2億5千万円、出動人員延8千5百、馬2千頭、豪華セット30杯、オープンセット延2万5千坪 |
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「浮世風呂」(58/8)(木村恵吾) お色気喜劇と感涙名作の松竹2大作 男ごころを誘う湯女のあで姿! 多彩な人物がまんじ色! 悩ます笑わす風呂騒動! お江戸にもあったトルコ風呂・・・悩ましい美女群のサービスに押すな押すなの大入り満員! そこへお役人が潜航したからさあ大変! 監督 木村恵吾 脚本 小国英雄 伴淳三郎 伊藤雄之助 ・ 福田公子 近衛十四郎 松本錦四郎 伊藤弘子 伊吹友木子 山鳩くるみ 関千恵子 水戸光子 松竹系 24日日曜封切 |
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「大東京誕生 大江戸の鐘」(58/09)(大曽根辰保) 松竹時代劇三十五周年記念総動員大作 幸四郎 染五郎 富士 名和 山田 森 芥川 高千穂 近衛 新珠 島田 嵯峨 浩吉 監督 大曽根辰保 脚本 猪俣勝大 岸生朗 柴英三郎 維新の動乱に映す大江戸最後の光芒!日本の黎明期を描く雄渾情艶の歴史絵巻! 風雲篇・開花篇 一挙上映 この映画のみどころ 日本の黎明期を描く劇的感動 単なる歴史絵巻でなくドラマチックな構成で映画のおもしろさを満喫させる 若い人に与える歴史的な興味 近代国家に生まれ変わる日本の胎動、幕末から明治維新への全貌をさぐる 明治維新に浮沈する人々の姿 小栗、勝、西郷ら官軍幕府両陣営の人々の波乱の物語が共感を呼ぶ 動乱の陰に生きた女性の悲劇 愛人を、夫を奪われ、戦火にじゅうりんされる女性の悲しみが胸をえぐる 戦斗場面の一代スペクタクル 鳥羽、伏見の戦い、五稜郭に立籠る幕軍最後の抵抗は迫力にみなぎる 明治天皇 市川染五郎 勝海舟 高田浩吉・・・ ・・・・新門辰五郎 近衛十四郎・・・・・小栗上野介 松本幸四郎 30日火曜封切 |
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「来年のカレンダー・スター」(読売新聞夕刊’59/09/20) (抜粋)映画の世界とは気の早いところで、ようやく秋風という9月なのに撮影にいそがしいスターのスケジュールの合間をねらって来年のカレンダー作りに大わらわだ。邦画6社のうち大映を除いてはほとんどが撮影を終わり、もう完成段階である。・・・ 松竹 青春組が伸びる 七、八月に青春スターが群像をならべた以外は、二人か三人の月が多く、総人数は今年の三十六人から三十二人に厳選され十三人が姿をけしている。三十二人のうち京都の時代劇組は九人である。 新顔で見ると女優陣で富士真奈美、瞳麗子、伊藤弘子、朝丘雪路に宝塚から入った鳳八千代、男優は日活から移籍した津川雅彦をはじめめざましく売り出してきた山本豊三、三上真一郎の青春スター、さらに森美樹と”七人若衆”グループから松本錦四郎、花ノ本寿がある。 なお入りきれないスター十五人の顔写真を入れて十二ヶ月分の一枚をつけ足すことになっている。 |
1月=嵯峨三智子、高橋貞二 2月=富士真奈美、近衛十四郎 3月=高田浩吉、高千穂ひづる 4月=有馬稲子、南原伸二 5月=岡田茉莉子、佐田啓二 6月=小山明子、津川雅彦 7月=山本豊三、三上真一郎、菅佐原英一、瞳麗子、伊藤弘子 8月=福田公子、森美樹、松本錦四郎、花ノ本寿 9月=桑野みゆき、有沢正子、田村高広 10月=伴淳三郎、アチャコ 11月=杉田弘子、大木実 12月=朝丘雪路、鳳八千代、石浜朗、田浦正巳 |
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「女侠一代」(58/10)(内川清一郎) 限りない感動の涙!波乱痛快の女の一生! 森繁 嵯峨 近衛 山田 三国 淡路 森 原作 日野葦平(現代社版小説新潮所載) 脚本 菊島隆三 監督 内川清一郎 21日封切 怒号渦巻く北九州に、異郷ハルピンに、荒くれ男のまっ只中に燃える嵐の女の激情! 凄い顔ぶれ!錦秋最高の豪華巨篇! (囲み)特別回数鑑賞券 三ヶ月有効(発売中) 清川虹子 三国連太郎 森美樹 淡路恵子(東宝) 嵯峨三智子(特出) 近衛十四郎 渡辺文雄 北上弥太郎 田中春男(東宝) 石黒達也 戸上城太郎 渡辺篤 山路義人 大邦一公 永田光男 青山宏 須賀不二夫 浪花千栄子 飯田蝶子 千石規子(東宝) 藤間紫 森繁久弥(東宝) 山田五十鈴 20日午後6時より 「女侠一代」完成記念 特別有料試写会 スタア御挨拶・清川虹子他 築地 松竹中央劇場(当日一般興行は2.20の回で終了) |
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「修羅桜」(’59/04)(大曽根辰保) 「三千本記念映画に意欲もやす松竹」(読売新聞夕刊’58/12/25) 第一作に「修羅桜」 五人の作家で脚本作る(抜粋) 大正九年「島の女」を第一作に映画製作を開始した松竹では、明春には作成本数三千本に達するので、かねてその記念映画の企画を東西両撮影所でねっていたが、その第一作として京都作品「修羅桜」が決定した。このため製作に当たる野口鶴吉京都撮影所長、大曽根辰保監督らは、原作を執筆する江戸川乱歩、角田喜久雄、城昌幸、陣出達朗、村上元三の五氏とプロットの打ち合わせを続けている。 「すっきりせぬ印象 「修羅桜」」(朝日新聞夕刊’59/04/09)(抜粋) せんじつめれば、親のかたきを討ってめでたしに終わるあだ討ちものだが、はじめに画面での説明が親切すぎるのか、バラバラなせいなのか(脚色、高岩肇)見ていて、頭にすっと入ってこない。 老中大野(柳永二郎)や義賊の首領(伴淳三郎)、大野派にやとわれたニヒルな剣豪(近衛十四郎)が役柄を心得てうまいが、なくてもいいような場面も多く、うんざりさせられる。 |
「朝やけ雲の決闘」(59/01)(萩原遼) 敵追う悲剣十年!前髪若衆と剣豪の対決!呼ぶか白刃の嵐! 原作 菊池寛 脚本 中村定郎 中田竜雄 監督 萩原遼 市川団子 近衛十四郎 ・ 嵯峨三智子 小笠原省吾 川口のぶ 古賀さと子 松山清子 渡辺篤 益田キートン 花ノ本寿 / 高田浩吉(特出) 松竹系22日(木曜)封切 |
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「荒海にいどむ男一匹 紀の国屋文左衛門」(59/06)(渡辺邦男) 巨匠渡辺邦男監督が放つ二時間半の最高傑作! 脚本・渡辺邦男 本山大生 撮影・渡辺孝 製作・橋本正次 決然!嵐の紀州灘に恋と命を賭ける快男児!男の友情と女の愛情に涙する感動の怒濤絵巻! 高田浩吉 嵯峨三智子 森美樹 名和宏 北上弥太郎 近衛十四郎 中村玉緒 伊吹友木子 浦辺粂子(大映) 藤田進(東宝) 田崎潤 石黒達也 波乱の生涯をゆく男の中の男文左衛門 浩吉 愛ひとすぢの純情娘加代 嵯峨 将軍綱吉 森美樹 船頭権次 名和宏 手代豊吉 北上弥太郎 紀州大納言 近衛十四郎 お美輪 中村玉緒 お妙 伊吹友木子 死神の反兵衛 藤田進 明14日公開 |
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「大暴れ八百八町」(59/07)(渡辺邦男) 大松竹のお盆映画特別豪華2本立・14日(火曜)封切 日本映画のスーパーマン・「紀の国屋文左衛門」の 巨匠渡辺邦男監督が快速テムポで放つ笑殺・悩殺の最高娯楽映画 月も凍らす殺し屋ナンバー・ワン 近衛 セクシー??嵯峨 鬼が出るか、美女が出るか?権も男も日本一のゴキゲン一刀流が八百八町せましと斬りまくる! 高田浩吉 嵯峨三智子 ・ 北上弥太郎 名和宏 川口京子 松本錦四郎 田崎潤 小堀阿吉雄 田中春男 トニー・谷 山路義人 永田光男 本郷秀雄 宮城千賀子 ・ 近衛十四郎 |
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「また早どり記録更新 「大暴れ八百八町」の渡辺邦男監督」 (読売新聞夕刊’59/06/17) 実働たった62時間 即興せりふ織込み(抜粋) 早どりで有名な渡辺邦男監督が、また自分の記録を更新した。松竹京都でこのほど完成したお盆映画「大暴れ八百八町」の撮影日数10日、実働時間62時間5分というのがその記録。とにかく大作「紀の国屋文左衛門」がようやくできたと思ったら、そのままのスタッフ、キャストを使ったつぎの作品があっという間に終わっていたのだからおそれいる。 「大暴れ八百八町」は、太平の江戸のある長屋を舞台に、浪人や芸者をはじめ風変わりな人物ばかりが活躍する喜劇だが、「紀の国屋・・」のような大作のあとで、軽い娯楽ものを作るのもよかろうと、高田浩吉、嵯峨三智子、近衛十四郎、田中春男など前作のキャストを中心にスタートした。スタッフも照明が変わっただけで、渡辺孝カメラマンをはじめそのままだ。セットが長屋中心で、ロケが少なかったことも手伝い、撮影は日を追ってトントン拍子に進み、ついに最高潮の八日目には十二時間仕事をして、実に九十六カット、七百八メートルのフィルムをまわした。(できあがりが約二千四百五十メートル)この間、「つぎのセットはまだ建たないか」との催促に大道具はキリキリ舞い。また即興せりふの多い喜劇だけに脚本もそのつど改められ、撮影が終わってからやっと決定稿の印刷にかかったという。 |
「お盆用の時代劇映画」(朝日新聞夕刊’59/06/29) (抜粋) 「大暴れ八百八町」お盆や正月の娯楽作品でおなじみの渡辺邦男監督が、これはまた8日間で作り上げたという早撮りの記録的作品。・・・それといいうのも高田浩吉、嵯峨三智子、田崎潤、北上弥太郎、近衛十四郎、田中春男ら、松竹京都のいわば渡辺一家が「紀の国屋文左衛門」にひきつづいての総出演とあって、とんとん拍子に撮影が運んだもの。渡辺監督は撮影現場でどんどんセリフをかえるなど得意の演出ぶりだったそうだ。のんびりした江戸の長屋を背景にくりひろげるお笑いものである。 |
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「歯切れがよく面白い」(読売新聞夕刊’59/10/26) 「巌流島前夜」 武芸者の友情描く(抜粋) 一乗寺下り松の決闘に勝った宮本武蔵は、鳥羽に姿を現し、藩主の指南役黒城玄蕃宅に身を寄せる。武芸好きの藩主は玄蕃の門弟と武蔵を試合させるが、もちろんひとたまりもなく敗れ、ついに玄蕃自身立ち会えと命令。玄蕃とても勝てる自身はなく、せめて相打ちにt捨て身のけいこに励むが、武蔵は尊敬する玄蕃のために試合を避ける。 七年後、武蔵は佐々木小次郎と決闘することになるが、そのとき玄蕃が武蔵を訪れ、いろいろとアドバイスを与える。試合の行われる舟島をあらかじめ偵察したり、砂浜での走り方を教えたりするのだが、かんじんの小次郎の秘剣ツバメ返しがどんなものかわからない。玄蕃は身をとしてその秘剣を受け、武蔵に防御法を教える。 新人梅林貴久生のオリジナルシナリオで、何よりも素材がおもしろい上に、武芸者の宿命や友情をシンにした構成も悪くない。大曽根辰保演出も歯切れよく、おもしろい時代劇になっている。玄蕃の近衛十四郎、武蔵の森美樹も好演だが、小次郎の北上弥太郎は平凡。 (thanks誤字訂正・中村半次郎さま) |
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「柳生旅日記 天地夢想剣」(’59/10)(萩原遼) 腐敗の神蔭流に挑戦する必殺剣!十兵衛倒れるか? 監督 萩原遼 脚本 高岩肇 近衛十四郎 森美樹 / 桑野みゆき / 川口京子 東京子 宮城千賀子 ・ 松本錦四郎 花ノ本寿 小笠原省吾 名和宏 |
「柳生旅日記 天地夢想剣」(’59/10)(萩原遼) 不敗の十兵衛倒れるか?嵐呼ぶ新蔭流! 監督 萩原遼 脚本 高岩肇 近衛十四郎 森美樹 / 桑野みゆき / 川口京子 東京子 宮城千賀子 ・ 松本錦四郎 花ノ本寿 小笠原省吾 名和宏 |
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「柳生旅日記 天地夢想剣」(’ 60/3)(萩原遼) アッ!敗れたのはどちらか? 豪快・柳生の夢想剣・・・必殺・片腕の妖剣!五たび激突して嵐をよぶ! 監督 萩原遼 脚本 高岩肇 近衛十四郎 森美樹 / アチャコ 川口京子 宇治みさ子 永田光男 田村保 山路義人 佐乃美子 紺はるみ 倉田爽平 天津七三郎 25日(金曜)封切り |
剣豪ドテラ・きてブルブル 〜「柳生旅日記 竜虎活殺剣」のロケ 松竹で今撮影中の「柳生旅日記」シリーズ第二作「竜虎活殺剣」が、このほど淡路島に長期ロケを行った。第一作「天地夢想剣」の柳生十兵衛がおもに山をバックに活躍したのに対して今度の十兵衛は幕府転覆とお家再興をねらう海賊一味に潜入する隠密。そこで数多い海のシーンを全部淡路島で撮影しようというわけだ。 ところがあたたかいはずの淡路島は、あいにく十五年ぶりという寒波と強風に襲われ、海岸の現場はカメラも凍りそうな寒さ。荻原遼監督はじめ柳生十兵衛を演ずる近衛十四郎、森美樹、宇治みさ子、アチャコなど、いずれも宿のドテラや毛布をかぶった異様な防寒スタイルで撮影を待ち、おまけに昼と夜の二食を携行する強行スケジュールだった。「なんなら海に飛びこんでもよろしゅおまっせ」とまで張り切っている。 さていざ本番となると、太平洋の荒波を見下ろす明神岬の岩だらけの斜面で、十兵衛と森美樹のニヒルな剣士時雨弦之丞の対決。十兵衛は片目で、弦之丞の方は片腕、二人合わせて丹下左膳のような危険な立回り。さすがの近衛も強風のなかで冷や汗をかきながら「長い映画生活で最高のつらさ」とこぼしていた。 |
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「黒潮秘聞 地獄の百萬両」 (’60/4/15) (荻原遼) 「旗本と幡随院 男の対決」(’60/4/12)(深田金之助) 松竹から東映に移籍した頃で、両会社のポスターが同時掲載されている。 |
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